ココタネプロジェクト

ステージを通じてたくさんの人のココロ

優しいタネをまいて行くプロジェクトです

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僕とココタネプロジェクト
 
 
 僕がこのプロジェクトを発足できたのは同業他業問わずの協力者(ココタネ幹部)さんたちのお力添えもありここまできています(まだまだこれからですが)
 
ココタネに対する想いはココタネプロジェクトって何?にも記していますが、現代社会の問題、特に子供達の問題に僕が出来ることは何だろうか?というところから始まっています。
 
僕が思う事のひとつに「子供には一切非はない。すべての責任は大人(親だけではなく)にある」ということがあります。

もちろん子供にも完全に非がないかと言ったら嘘になりますが、子供に非を押し付けたところで世の中の根本的な改善にはつながらない。

社会が悪いだの、日本が悪いだの言うつもりもさらさらありません。
 
子供達は大人たちが育てるもので、親だけが育てるものではない。
 
昔は(と語れるほど人生生きてないかもしれませんが)共働きも少なかったし、一人っ子・カギっ子なんてのも珍しかった。

親が共働きでも、兄弟がいたり、おじいちゃんおばあちゃんがいたり、ご近所さんがいたりで、人とのコミュニティが成立していた。

しかし近年は一人っ子も増え、ご近所付き合いも希薄になり、二世帯同居も激減している。

子供の個食(一人で食べる食事)も当たり前になり、両親は共働きで必死に子供を育てようとするも、子供に刺されたり・・・(極端な話ですが・・・)
 
 
ちょっと話がそれてしまいましたが、そんなことも昨今の情勢を形成してしまった原因の一つであることは疑いようのないことかと思います。
 
先日見たニュースでこんなアンケート結果がありました。

小学校低学年に聞いたアンケートで「ひとは死んだら生き返る?」という質問に、なんと38%の生徒が「生き返る(類似回答含む)」と答えていたのです。

ゲームが悪いわけではないのですが、ゲーム世代(僕もそうですが・・)の子供達は死んだらコンティニューが出来ると思いこんでしまっている子が多いようです。

それだけ命の教育が不足しているのでしょうか?
 
ゆとり教育とやらで一番初めに削られた授業が「道徳」だとか?

こんな教育は教育ではない!と文句を言っても始まらないので、自分が出来ることは何かないだろうか?といつも考えていました。
 
「夢を見れない子供」これは「夢を見せられない大人」という意味だと僕はとらえています。

夢って良いもんだぜ!って伝えたい。僕のように学校もドロップアウトして、学歴も何もなくてもこうして楽しくそれなりに人生を謳歌して生きている人間もいるんだぞ!
かたや有名な大学でしか学べないことを学んで社会の為に身を粉にしている人もいる。
要は生き方なんだ!そこで何を学び、何をしてきたかが重要なんだ!
そして今何をしているのかが一番重要なんだ!
そして今何をするかは今の自分が出来ることなんだ!
だから何でもできるんだ!
すぐにできなくても、何か為したいことをするために何かをすることは今すぐ始められるし誰にでもできることなんだ!って伝えたい。
 
生きているってことは本当は奇跡みたいなもので、生きたくても生きられない、生まれたくてもこの世に生を受けることが出来なかった子供がどれだけいることか?

もしかしたら生まれてこれなかった人や長く生きられなかった人の命を預かって自分は今、生きているのかもしれない。

その大切な命、活かさずに生きるほど不毛なことこの上ない。

なにも大きなことをしなくてもいい。小さなことでもいい。人がどう言おうといい。

その命を謳歌して、大きくても小さくてもいいから謳歌して、燃やして、活かして生きてほしい。

決して無駄にはしないでほしい。無駄な生き方だけはしないでほしい。
 
子供は素直ですよね。特に幼少期から少年期にかけては本当に素直だと感じます。

敏感なんですよね、子供って。子供のいない僕が言うのもなんですけど・・・僕が子供みたいなものですから(笑)

味覚とか嗅覚とか、一番分かりやすくいえば猫舌!子供の頃ってお味噌汁とか熱くて冷まさないと飲めませんでしたよね?

あの感覚です。だんだん大人になると「慣れ」てきて熱いものも平気になる。

子供って敏感ですよね。

その子供の前で無意識のうちに夢をはぐような事を言ってしまったり、自分の子供の前でだけでほかの子供の前では全然不道徳なことをしたり。

子供は敏感に感じているんですよね。
 
思っているだけ、感じているだけ、言っているだけでは世の中は変わらない。

ものすごく真剣に考えるようになっていた。

自分にいったい何が出来るのだろうか?

舞台監督石橋健二!俺はいったい何が出来るんだ!?
 
そうだ僕は舞台を創ることが出来る。

舞台を魅せることが出来る。

舞台を通じて思いを伝えることが出来る!
 
 
 
言葉にしなければ伝わらないことってありますよね?

逆に言葉では伝えられないものもあります。
 
舞台って「舞台」でしか伝えられないことが絶対あります!

音・光・音楽・演技・装置・・・その生で見る空間だからこそ伝わる、感じられる、体感できることが必ずあります。
 
その舞台を通じて想いを伝えて行こう!

それがココタネプロジェクトです。
 
本当にこのプロジェクトで伝えていきたいのはこれからの日本をしょっていく子供達の為に、その子供達を育てる大人達に是非伝えていきたいのです。実は。
 
そしてきっと必然だったのでしょうが、その思いが具体的になってきたころに「キミの声」と出会いました

この作品は「村上由香」という女優さんがご自身で脚本・作詞・作曲したもので、この方とは以前より知り合いでした。

「キミの声」は昨年10月に彼女が自主公演で行っていて、その時僕は見に行けなかったのですが、ココタネが具体化してきた段階で「これだ!この作品で行く!たぶん!」と僕の中で決めていました。
 
早速コンタクトを取り、いろんな話をしていく中で色々なことがリンクし「必然」の連鎖が起こり始めました。
 
そして初演時のDVDを受取、見てびっくり。

僕が伝えたいことが見事に表現されていた。
 
そして急ピッチでココタネプロジェクト第一弾作品として「キミの声」の公演を行う運びとなりました。

このココタネプロジェクトは5月6日の浦安公演で終わりではなく、スタートにすぎないのです。

というよりは、スタートにもなっていないのです。Preです。スタート前です。

浦安が成功して、やっとスタート前のパドックみたいなものです。

このプロジェクトを通してもっと多くの人に舞台を通じてプロジェクトが持つ「想い」を伝え続けていくために、まずはこの「キミの声」という作品を、見たい・見せたいという声があればどこへでも行き公演していきます。

必ずこの舞台には感じる・思う・気付きがあります。

仮にすぐに芽を出さなくても、いずれ花咲きます。あくまでも花を咲かせるのは自分自身。

その花が咲くまで提供し続けていきます。
 
長々と語ってしまいましたが、僕のココタネプロジェクト物語はこんなかんじです!
まだまだココタネ物語は続いていきます!ノンフィクションです!
 
 
                   2009年4月吉日  ココタネプロジェクト主宰・石橋健二
                            (右の写真は、若松岳さん撮影です)