この作品を、ぜひとも多くの人に見てもらいたい! 患者さんにもぜひ見せたい! 私のところでも上演してもらえるのではないか?
これまでも私のところでは処置室で年に数回、コンサートをしたり落語会をしたりして患者さんや地域の人々と一緒に楽しんできた。 医療機関には足を運ぶのは多くは病気に悩んだ時。なるべくなら医療機関の世話にならないのが、その人は幸福。
私のところには来ない方が良い。「来てね」と言うことはできない。
しかしコンサートや落語会は別。
「ぜひぜひ来てね!」とお誘いできる。
浦安で行われた「キミの声」を観劇し、感動した感想とは別に、冒頭三行に書いた感想を持った。
早速ココタネプロジェクトに問い合わせた。 どのくらいの費用でできるの?
これなら普段のコンサート、落語会の延長上でできる。それで実行に向けて動いた。 当初計画した平成20年10月は、新型インフルエンザの大流行により延期を余議なくされた。
しかし年が明け、5月に処置室でのミュージカル上演を実現できた。
普段医療機材が置かれている処置室に仮設ステージ、照明、音響設備が持ち込まれた。 なかなかどうして立派な劇場だ。設備の点検を終えたらリハーサル。
わたしは本番ではゆっくり観劇できないだろうからと特別にリハーサルを見せてもらった。 スゴイ!浦安での時よりパワーアップしている。お客さんを迎えるのが待ち遠しい。
開場し、お客さんが続々と入場。
電子ピアノが奏でるオーヴァーチュアが始まりお客さんはステージに目を向ける。
そのお客さんの視線はだんだんと熱を帯びる。 多くの人に私が浦安で味わった感動を分けることができた。
お客さんは感動の言葉を口ぐちに家路にする。
あぁ、いい舞台をみんなで楽しむことができた。大満足の一日。
天野医院ホームページ
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*DATE2010年5月30日 *
*天野演芸場(天野医院・院内公演) *
*主演・村上由香 *
*ピアノ・鴇田祥子 *
*あんしんコース・ライトプラン *
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